2013年 03月 02日
【2013年2月23日(土) It's Not Too Late Go! Go! Go! Special ライブレポート2】 |
<その2 夜の部>
夜の部は、開場が5時と意外と早く、ほなピアノとベースちゅうことでリハしましょか?となったのは、もうお客さまがぽつぽつといらっしゃってからだった(;^_^A
始まる前から押してますがな(爆)
楽譜が一部しかないものもあり、そこがショルキーのいいところだけど、ピアノの後ろにけんさんが立って弾いたりする。
弾きながら、「なんか、これ、結構好きかも」とけんさん。
実は昔、けんさんがエレキギターを弾くのを聞いたことがある。上手かったし、気分出まくってた。
宇田川もそうだけど、鍵盤の人って、単音で一音入魂できて自由に動ける楽器に対する憧れってあるんだろなぁ。
だから、きっと、ショルダーキーボードって楽器ができたんだろな。
いつものことなのだが、まだまだゆとりがあると思っていても、なんだかあるポイントを過ぎると、時間って、急に早く進むような気がしない?
このときもそうで、気が付けば、もう開演間近となってしまってましたがな!
帰ってきた久美子は、結局、夜の部でもリハ無しだったんだっけ?
ま、なにしろ、やる人間や楽器のコンビネーションが違うんだから、絶対に昼とはまた違った色合いになるに決まってるし、第一、予備の曲の楽譜なんか準備してない・・・
1セット目とすごく似てるけど、これで行きましょう!と曲順を決め、ステージへ向かう。
夜の部セットリスト 中村建治の手書き。何故ならばコピーしてるヒマがなかったから(爆)
一曲目は"ESPANIA"
http://www.youtube.com/watch?v=wTGIQ8npBH4
お客さまの雰囲気が違うから、場の空気も違う。だから、昼とはどことなしに自分の気持ちも違うものだなぁ。それに、やっぱり夜だし、落ち着くなぁ(笑)
二曲目はけんさんベースで、「神有月」に再トライっ!
少ぅし上手になってきました(笑)が、今後にご期待ください(;^_^A
キーボードプレイヤーの弾くベースって、雰囲気が違っておもしろい!
が、曲がしっかり体に入っていないため、絡むに至れなかった自分が残念。
三曲目、藤田久美子に再び「霧笛」を歌ってもらった。伴奏は宇田川ソロ。
やっぱりソロだと久美子も気分がちがうんだろな。
一日のうちに同じ曲を、ちがうバックで歌うなんて経験はしたことがない。
なにがどのくらい違う感じがするのか、久美子にいっぺん訊いてみたいものだな。
四曲目は、村西俊之クラリネットと宇田川で、とても美しい曲「Photograph」
www.youtube.com/watch?v=72GQDjj5FWo
実は中村建治作曲なのだ!
宇田川のB-ROXYのライヴのときにちょこちょこ来てくれるけんさん、あるとき、何か一緒にやりたいわ~って言ったら、さらさらと楽譜を書いてくれて、宇田川ピアニカ吹かせてもらったのがこの曲だった。
なんて美しい曲だろう!と感動した。
後で話を聞いたら、やっぱり「来た」のだそうだ。それも一挙に。
「来た」ものは既に完成されていて、それを受け取った本人には何かを足すことも引くこともできない、それゆえに強い説得力を持つものだ。
ただ、もともと別の視点を持つ他者にとっては、また別の色合いに感じられることもある。
とても優しく美しい音色の村西くんのクラリネットで聴いたらどんなに素敵だろう!と、けんさんにお許しをいただき、クラシック的解釈のもと、デュオで何度か演奏してきた。
ただ、クラリネットという楽器の音色との兼ね合いで、オリジナルと異なるキーにする必要があった。
今回、まず作曲者けんさんに、村西くんとデュオでいかが?と打診したが、自分はオリジナルキーに馴染んでいるから、二人でやってるのを聴かせてもらう、と。
なるほど、ごもっともです。宇田川だってそう思うに違いない。
ということで村西・宇田川デュオとなったのだが、はたして、けんさんは気に入ってくれただろうか?
そして五曲目。引き続き村西俊之のclaと中村建治の鍵盤ベースとともに「After You've Gone」
最後の最高音のところ、自然にクラリネットを振り上げ精一杯張り上げる彼の姿は初めて見た(笑)
が、それだけじゃない。日頃とても楽器のコントロールに心を配り、音の割れや不安定なピッチなどほとんど見せない彼が、なんと、伸ばしている音の高さをキープしきれなくなったまま、それでも気持を保ったまま伸ばし続けてた!いえい!!
あ、普通はそんなこと喜んじゃダメですよ!ピッチはちゃんとキープしなくちゃ(笑)
昼の部で新しい世界を体感し、彼は自分の殻を破ったのだな、と思った。
おめでとう!と頭をなぜなぜしてあげたいくらいだった。
ようこそ新しい地平へ!
その後は、六曲目「ダメな男~シャンソン風歌謡~」、七曲目「ムッシュ めらめら~っ♪」、このセットの最後に「私は生きる」、とシャンソン風歌謡、豪華三本立て(笑)。
ソロでやった。
「私は生きる」
http://youtu.be/ol2FgyTq3mM
これは震災から一年経った頃、そう、ちょうど「A Song For Jasmin」の締め切り直前で、ただひたすら「来る」のを待っていた時、1コーラス丸々するすると「来た」曲だ。
こんな切羽詰った時に来るな~、と思っても、来たものはしょうがない。あまりに凄かったので、JASMINを中断し書き留めた。書き留めながら、今触れた物の手触りのあまりの冷たさに体が震えた。
実はこの曲、ただの一度も間違えずに歌えたためしがないのだ。この日もそうだった。
ただの覚え間違いとかではない、気が散ったとかでもない、なのに何故だか毎回少しずつ、完成した時とは違う風に歌ってしまう。
ちゃんと歌わない方がいい曲なのか?などと、馬鹿げたことを思ってしまう日もあるが、まぁそれは置いといて、この日もちゃんと間違えたので(爆)何も起こることなく、無事にこのセットは終了した。
(つづく)
さすがにこのあたりになるとかなり疲れていたのか、中入りをどうすごしたのか、あまり覚えていなかったりする(爆)が、あっという間に時間は過ぎ、早や2セット目の刻限が。
2セット目の一曲目は、藤田久美子にリクエストした「カスバの女」を、けんさんの鍵盤ベースとともに。
アルジェリアの人質事件で(亡くなられた方々のご冥福をお祈りします)、にわかに脚光を浴びた曲ということだが、実は宇田川の母の好きな曲でもあった。
久美子が歌ったらグッとくるだろな~、と思った通り、「どうせカスバの夜に咲く 酒場の女」の心情がたっぷり伝わる歌だった。
中村建治のピアノと宇田川鍵盤ベースでお届けした二曲目の「あきら」
http://youtu.be/pGVKDsruRw8
この曲もそうだが、藤田久美子という歌い手は、彼女の歌う歌に歌われている人生を、全て生きたことがあるかのごとく歌うのだ。
ちょうど50歳だそうだが、150歳でも私は驚かないぞ!(爆)
宇田川はといえば、この曲で初めて鍵盤ベースを担当したのだが、なんだか自分がむちゃくちゃ頼りない感じがして、弾き始めにはちとうろたえた(;^_^Aのは内緒にしといて下さいね(笑)
三曲目は村西俊之のバスクラリネットで「Spotlight On The Bass Clarinet 二楽章」けんさん&宇田川デュオがバック。
バスクラリネットを皆さんに見せてあげて下さい、と言うと、1セット目では少し横にずれて、譜面台の間から皆さんに楽器をお見せしていたのが、2セット目には楽器を頭上に掲げてお見せしたではないか!
あははは~っ!その意気です!
そして彼は、そのパフォーマンスから想像できる勢いの演奏を聞かせてくれた。
やっぱり百の練習より(もちろん練習も大事ですが)、一の本番だなぁ。
そして四曲目、ギターなしの「Smoke On The Water」は、そりゃ昼の部のようにはいきませんが、けんさん&宇田川は大人だから(笑)、実に心地よい感じ、でいけたと思います。
五曲目の「Body and Soul」、スロウの三連で R & Bっぽい感じでやる、というのが、ちょっと前から気に入っていて。
けんさんにハモンド風オルガンでいってもらって、なんか思いっきり気分良かったな(笑)
そして六曲目は「A SONG FOR JASMIN」をけんさんにベース弾いてもらってやった。
http://www.youtube.com/watch?v=-luSTDx03Gk
原曲でかずぼんのギターソロのとことキーボードソロのとこ、両方とも、けんさんがベースソロしてくれました!
お客さま方は滅多に聴けない、大変珍しいものを聴かれたのですよ~!よそ行って、しこたま自慢してOKですよ!(笑)
JASMINを自分で弾き語るのはそこそこ何度かやって慣れてるから、昼の部よりも出来は良かったと思う。
昼の部、あれ、いったいなんだったんだろね・・・
結局、あまりにも長い間、弾き語りしかしてなかった、ってことだろなぁ。立って歌うコツを忘れてしまっているようだ。
ん~、なんだかもったいない気がする。あんなに長らく立ち歌いもしてたのに・・・
まずはボーカルをもっと真面目に練習しないかんな。んでもって、立ち歌いの機会も増やしていきたい。うん、今年は、ボーカリスト再開の年にしようじゃないか!と夢はふくらむ。
ピアニスト、ギタリストの皆さま、宇田川がたぶん来年くらいにお願いの電話をかけたら、どうぞ嫌がらんと、よっしゃ弾いたるわ!と、色よいお返事をお願いいたしますm(_ _)m
そうこうしているうちに、いよいよ本日の最後の曲となった。
そう、あのスペシャルプログラム、「青い鳥をさがして」だ。
http://www.youtube.com/watch?v=-luSTDx03Gk
泣いても笑っても、It's Not Too Late Go! Go! Go! Specialは、これでお終い。いつもの楽旅(ツアー)であるかのように、一人で終るのも乙なものでしょう(笑)
一人で語り、弾き。このステージでもお客さま方は飽きることなく、最後まで静かに聞いて下さった。有難い限りです。
で、アンコールはやったんだっけ?
本編終了後のことは、実はほとんど覚えていない(爆) おまけに頼りの綱の楽旅のお供、ZOOMのビデオも2セット目は撮れてなかったので確認ができない・・・
昼の部と同じようにレジの前に立ち、お客さまお一人お一人にありがとうを言ってからバンド席に戻り、しばらくゲスト出演者の皆さんや池ちゃんと雑談してる間に何となく撤収が完了し、精算して。
そうそう、最後に出演者の皆さんと打上げでの再会を約束して別れ、池ちゃん号で宿に送ってもらったんだった。
そうして長い一日が終ったんだ・・・
お越し下さったお客さま方、ほんとうにありがとうございました。
帰り際、「良かったよ」「目が熱くなりました」「元気出ました!」など、沢山のお言葉をいただき、宇田川もまた、皆さまから元気をいただきました。
そして、大好きなミュージシャン達をご紹介することができて、とても嬉しかった!
不測の事態や不備な点も多々ありましたが、一同に会することが滅多にあろうとは思われない、素晴らしいプレイヤーの演奏や、ありそうもない取り合わせを、きっとお楽しみいただけましたよね?
また友情出演してくださった皆さんに、改めて御礼申し上げます。
朝も早よからお越しいただいて、こき使われた岩田晶、中村岳、リハもできなかった藤田久美子、コピーに走らされた井之上雅子、一部のお終いの出番までただ待たされ続けた中村建治、清水興、初めてのバンド体験なのに一度さらっと流しただけで本番を迎えさせられた村西俊之、数日前にややこしい楽譜を送りつけられた萱島猛。
残念なことに参加できなかった、青樹れい子(早よ風邪治しや~!)、東雲マリ(悔いのないようにな!)
せめて日頃とは違う世界やスリル(笑)をお楽しみいただけたのなら良かったのですが・・・
至らぬことだらけだったことを改めてお詫びするとともに、皆さんの愛と友情と忍耐力に、心からの感謝を捧げます。
ほんとうにありがとうございました。
そしてロイヤルホースの皆さま、とりわけ小林さん(笑)、ありがとうございました。
昼にしようか夜にしようか迷っていた時に、あなたが「じゃ、両方やりましょう!」と事も無げに言わなければ、わたしゃこんな無謀な企ては思いつきませんでしたゼ(爆)
そう言っていただいたおかげで、沢山の方々に聴いていただくことができたことに感謝しております。
スタッフの皆さん、早朝から長らくのお付き合いありがとうございました。
関さん、お世話になりました。ありがとうございました。
宇田川、こんな調子ですが、一歩ずつ前進を続けます。
皆さま、どうぞこれからもよろしくお願いいたします!
∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞
あ~、やっと書き終えた~っ!これで、ほんとうにGo! Go! Go! Special終了だっ!(爆)
ここまで読んでくださった皆さまにも感謝です!
この次からこんなことする時は、翌日に伸べ60曲ちかく伴奏するような仕事は入れんようにしよう(爆)
出演者の皆さま、打上げ大宴会のスケジュールは、追っての連絡をお待ちくださいね!
くすのきで、また盛り上がりましょうで!ヽ(´▽`)/
It's Not Too Late Go! Go! Go! Specialの一部始終、これにてお終い!
ありがとうございました~っ!
♪ちゃかちゃんりんちゃんりん・・・
夜の部は、開場が5時と意外と早く、ほなピアノとベースちゅうことでリハしましょか?となったのは、もうお客さまがぽつぽつといらっしゃってからだった(;^_^A
始まる前から押してますがな(爆)
楽譜が一部しかないものもあり、そこがショルキーのいいところだけど、ピアノの後ろにけんさんが立って弾いたりする。
弾きながら、「なんか、これ、結構好きかも」とけんさん。
実は昔、けんさんがエレキギターを弾くのを聞いたことがある。上手かったし、気分出まくってた。
宇田川もそうだけど、鍵盤の人って、単音で一音入魂できて自由に動ける楽器に対する憧れってあるんだろなぁ。
だから、きっと、ショルダーキーボードって楽器ができたんだろな。
いつものことなのだが、まだまだゆとりがあると思っていても、なんだかあるポイントを過ぎると、時間って、急に早く進むような気がしない?
このときもそうで、気が付けば、もう開演間近となってしまってましたがな!
帰ってきた久美子は、結局、夜の部でもリハ無しだったんだっけ?
ま、なにしろ、やる人間や楽器のコンビネーションが違うんだから、絶対に昼とはまた違った色合いになるに決まってるし、第一、予備の曲の楽譜なんか準備してない・・・
1セット目とすごく似てるけど、これで行きましょう!と曲順を決め、ステージへ向かう。
夜の部セットリスト 中村建治の手書き。何故ならばコピーしてるヒマがなかったから(爆)
一曲目は"ESPANIA"
http://www.youtube.com/watch?v=wTGIQ8npBH4
お客さまの雰囲気が違うから、場の空気も違う。だから、昼とはどことなしに自分の気持ちも違うものだなぁ。それに、やっぱり夜だし、落ち着くなぁ(笑)
二曲目はけんさんベースで、「神有月」に再トライっ!
少ぅし上手になってきました(笑)が、今後にご期待ください(;^_^A
キーボードプレイヤーの弾くベースって、雰囲気が違っておもしろい!
が、曲がしっかり体に入っていないため、絡むに至れなかった自分が残念。
三曲目、藤田久美子に再び「霧笛」を歌ってもらった。伴奏は宇田川ソロ。
やっぱりソロだと久美子も気分がちがうんだろな。
一日のうちに同じ曲を、ちがうバックで歌うなんて経験はしたことがない。
なにがどのくらい違う感じがするのか、久美子にいっぺん訊いてみたいものだな。
四曲目は、村西俊之クラリネットと宇田川で、とても美しい曲「Photograph」
www.youtube.com/watch?v=72GQDjj5FWo
実は中村建治作曲なのだ!
宇田川のB-ROXYのライヴのときにちょこちょこ来てくれるけんさん、あるとき、何か一緒にやりたいわ~って言ったら、さらさらと楽譜を書いてくれて、宇田川ピアニカ吹かせてもらったのがこの曲だった。
なんて美しい曲だろう!と感動した。
後で話を聞いたら、やっぱり「来た」のだそうだ。それも一挙に。
「来た」ものは既に完成されていて、それを受け取った本人には何かを足すことも引くこともできない、それゆえに強い説得力を持つものだ。
ただ、もともと別の視点を持つ他者にとっては、また別の色合いに感じられることもある。
とても優しく美しい音色の村西くんのクラリネットで聴いたらどんなに素敵だろう!と、けんさんにお許しをいただき、クラシック的解釈のもと、デュオで何度か演奏してきた。
ただ、クラリネットという楽器の音色との兼ね合いで、オリジナルと異なるキーにする必要があった。
今回、まず作曲者けんさんに、村西くんとデュオでいかが?と打診したが、自分はオリジナルキーに馴染んでいるから、二人でやってるのを聴かせてもらう、と。
なるほど、ごもっともです。宇田川だってそう思うに違いない。
ということで村西・宇田川デュオとなったのだが、はたして、けんさんは気に入ってくれただろうか?
そして五曲目。引き続き村西俊之のclaと中村建治の鍵盤ベースとともに「After You've Gone」
最後の最高音のところ、自然にクラリネットを振り上げ精一杯張り上げる彼の姿は初めて見た(笑)
が、それだけじゃない。日頃とても楽器のコントロールに心を配り、音の割れや不安定なピッチなどほとんど見せない彼が、なんと、伸ばしている音の高さをキープしきれなくなったまま、それでも気持を保ったまま伸ばし続けてた!いえい!!
あ、普通はそんなこと喜んじゃダメですよ!ピッチはちゃんとキープしなくちゃ(笑)
昼の部で新しい世界を体感し、彼は自分の殻を破ったのだな、と思った。
おめでとう!と頭をなぜなぜしてあげたいくらいだった。
ようこそ新しい地平へ!
その後は、六曲目「ダメな男~シャンソン風歌謡~」、七曲目「ムッシュ めらめら~っ♪」、このセットの最後に「私は生きる」、とシャンソン風歌謡、豪華三本立て(笑)。
ソロでやった。
「私は生きる」
http://youtu.be/ol2FgyTq3mM
これは震災から一年経った頃、そう、ちょうど「A Song For Jasmin」の締め切り直前で、ただひたすら「来る」のを待っていた時、1コーラス丸々するすると「来た」曲だ。
こんな切羽詰った時に来るな~、と思っても、来たものはしょうがない。あまりに凄かったので、JASMINを中断し書き留めた。書き留めながら、今触れた物の手触りのあまりの冷たさに体が震えた。
実はこの曲、ただの一度も間違えずに歌えたためしがないのだ。この日もそうだった。
ただの覚え間違いとかではない、気が散ったとかでもない、なのに何故だか毎回少しずつ、完成した時とは違う風に歌ってしまう。
ちゃんと歌わない方がいい曲なのか?などと、馬鹿げたことを思ってしまう日もあるが、まぁそれは置いといて、この日もちゃんと間違えたので(爆)何も起こることなく、無事にこのセットは終了した。
(つづく)
さすがにこのあたりになるとかなり疲れていたのか、中入りをどうすごしたのか、あまり覚えていなかったりする(爆)が、あっという間に時間は過ぎ、早や2セット目の刻限が。
2セット目の一曲目は、藤田久美子にリクエストした「カスバの女」を、けんさんの鍵盤ベースとともに。
アルジェリアの人質事件で(亡くなられた方々のご冥福をお祈りします)、にわかに脚光を浴びた曲ということだが、実は宇田川の母の好きな曲でもあった。
久美子が歌ったらグッとくるだろな~、と思った通り、「どうせカスバの夜に咲く 酒場の女」の心情がたっぷり伝わる歌だった。
中村建治のピアノと宇田川鍵盤ベースでお届けした二曲目の「あきら」
http://youtu.be/pGVKDsruRw8
この曲もそうだが、藤田久美子という歌い手は、彼女の歌う歌に歌われている人生を、全て生きたことがあるかのごとく歌うのだ。
ちょうど50歳だそうだが、150歳でも私は驚かないぞ!(爆)
宇田川はといえば、この曲で初めて鍵盤ベースを担当したのだが、なんだか自分がむちゃくちゃ頼りない感じがして、弾き始めにはちとうろたえた(;^_^Aのは内緒にしといて下さいね(笑)
三曲目は村西俊之のバスクラリネットで「Spotlight On The Bass Clarinet 二楽章」けんさん&宇田川デュオがバック。
バスクラリネットを皆さんに見せてあげて下さい、と言うと、1セット目では少し横にずれて、譜面台の間から皆さんに楽器をお見せしていたのが、2セット目には楽器を頭上に掲げてお見せしたではないか!
あははは~っ!その意気です!
そして彼は、そのパフォーマンスから想像できる勢いの演奏を聞かせてくれた。
やっぱり百の練習より(もちろん練習も大事ですが)、一の本番だなぁ。
そして四曲目、ギターなしの「Smoke On The Water」は、そりゃ昼の部のようにはいきませんが、けんさん&宇田川は大人だから(笑)、実に心地よい感じ、でいけたと思います。
五曲目の「Body and Soul」、スロウの三連で R & Bっぽい感じでやる、というのが、ちょっと前から気に入っていて。
けんさんにハモンド風オルガンでいってもらって、なんか思いっきり気分良かったな(笑)
そして六曲目は「A SONG FOR JASMIN」をけんさんにベース弾いてもらってやった。
http://www.youtube.com/watch?v=-luSTDx03Gk
原曲でかずぼんのギターソロのとことキーボードソロのとこ、両方とも、けんさんがベースソロしてくれました!
お客さま方は滅多に聴けない、大変珍しいものを聴かれたのですよ~!よそ行って、しこたま自慢してOKですよ!(笑)
JASMINを自分で弾き語るのはそこそこ何度かやって慣れてるから、昼の部よりも出来は良かったと思う。
昼の部、あれ、いったいなんだったんだろね・・・
結局、あまりにも長い間、弾き語りしかしてなかった、ってことだろなぁ。立って歌うコツを忘れてしまっているようだ。
ん~、なんだかもったいない気がする。あんなに長らく立ち歌いもしてたのに・・・
まずはボーカルをもっと真面目に練習しないかんな。んでもって、立ち歌いの機会も増やしていきたい。うん、今年は、ボーカリスト再開の年にしようじゃないか!と夢はふくらむ。
ピアニスト、ギタリストの皆さま、宇田川がたぶん来年くらいにお願いの電話をかけたら、どうぞ嫌がらんと、よっしゃ弾いたるわ!と、色よいお返事をお願いいたしますm(_ _)m
そうこうしているうちに、いよいよ本日の最後の曲となった。
そう、あのスペシャルプログラム、「青い鳥をさがして」だ。
http://www.youtube.com/watch?v=-luSTDx03Gk
泣いても笑っても、It's Not Too Late Go! Go! Go! Specialは、これでお終い。いつもの楽旅(ツアー)であるかのように、一人で終るのも乙なものでしょう(笑)
一人で語り、弾き。このステージでもお客さま方は飽きることなく、最後まで静かに聞いて下さった。有難い限りです。
で、アンコールはやったんだっけ?
本編終了後のことは、実はほとんど覚えていない(爆) おまけに頼りの綱の楽旅のお供、ZOOMのビデオも2セット目は撮れてなかったので確認ができない・・・
昼の部と同じようにレジの前に立ち、お客さまお一人お一人にありがとうを言ってからバンド席に戻り、しばらくゲスト出演者の皆さんや池ちゃんと雑談してる間に何となく撤収が完了し、精算して。
そうそう、最後に出演者の皆さんと打上げでの再会を約束して別れ、池ちゃん号で宿に送ってもらったんだった。
そうして長い一日が終ったんだ・・・
お越し下さったお客さま方、ほんとうにありがとうございました。
帰り際、「良かったよ」「目が熱くなりました」「元気出ました!」など、沢山のお言葉をいただき、宇田川もまた、皆さまから元気をいただきました。
そして、大好きなミュージシャン達をご紹介することができて、とても嬉しかった!
不測の事態や不備な点も多々ありましたが、一同に会することが滅多にあろうとは思われない、素晴らしいプレイヤーの演奏や、ありそうもない取り合わせを、きっとお楽しみいただけましたよね?
また友情出演してくださった皆さんに、改めて御礼申し上げます。
朝も早よからお越しいただいて、こき使われた岩田晶、中村岳、リハもできなかった藤田久美子、コピーに走らされた井之上雅子、一部のお終いの出番までただ待たされ続けた中村建治、清水興、初めてのバンド体験なのに一度さらっと流しただけで本番を迎えさせられた村西俊之、数日前にややこしい楽譜を送りつけられた萱島猛。
残念なことに参加できなかった、青樹れい子(早よ風邪治しや~!)、東雲マリ(悔いのないようにな!)
せめて日頃とは違う世界やスリル(笑)をお楽しみいただけたのなら良かったのですが・・・
至らぬことだらけだったことを改めてお詫びするとともに、皆さんの愛と友情と忍耐力に、心からの感謝を捧げます。
ほんとうにありがとうございました。
そしてロイヤルホースの皆さま、とりわけ小林さん(笑)、ありがとうございました。
昼にしようか夜にしようか迷っていた時に、あなたが「じゃ、両方やりましょう!」と事も無げに言わなければ、わたしゃこんな無謀な企ては思いつきませんでしたゼ(爆)
そう言っていただいたおかげで、沢山の方々に聴いていただくことができたことに感謝しております。
スタッフの皆さん、早朝から長らくのお付き合いありがとうございました。
関さん、お世話になりました。ありがとうございました。
宇田川、こんな調子ですが、一歩ずつ前進を続けます。
皆さま、どうぞこれからもよろしくお願いいたします!
∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞
あ~、やっと書き終えた~っ!これで、ほんとうにGo! Go! Go! Special終了だっ!(爆)
ここまで読んでくださった皆さまにも感謝です!
この次からこんなことする時は、翌日に伸べ60曲ちかく伴奏するような仕事は入れんようにしよう(爆)
出演者の皆さま、打上げ大宴会のスケジュールは、追っての連絡をお待ちくださいね!
くすのきで、また盛り上がりましょうで!ヽ(´▽`)/
It's Not Too Late Go! Go! Go! Specialの一部始終、これにてお終い!
ありがとうございました~っ!
♪ちゃかちゃんりんちゃんりん・・・
by TaeUdagawa
| 2013-03-02 23:20
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