2009年 06月 02日
2009年5月29日 vol.XXIV @ Jazz Club JUN |
=2009年06月1日のmixi日記より転載=
二度目の徳島。
今回は、徳島ジャズストリートの産みの親、
進駐軍時代から今日まで、時代を超えて叩き続けるドラマー、
太田純一郎さんのお店だ。
昨年、ツアーを始める前、
もとJazz bar 楯のマスターに、四国でも演奏したいのだけど、と相談した。
徳島にはすごい人がいるから、と紹介していただいたのが太田さんだ。
昨年初めてちゃんとお目にかかってお話させていただいたが、
いや~~~っ、何と するする なおっちゃん(失礼!)!!
バンドマンのギャラが、同年齢の堅気の勤め人の何倍もあった頃、
クリスマスのチップがそのギャラよりも高かった頃そのままに
今日まで生きてきはったんやなぁ~~、と感激せずにはいられなかった。
音楽に対する情熱に満ち、プライド高く、負けん気が強く、筋を通し、
でも、ちょっとルーズ(爆)な、愛すべきお子チャマたち。
(やんちゃが過ぎる人も多かったのだがw)
その時代の方が健在で、現役でいらっしゃることだけでも有り難いことなのに、
太田さんは、それまでやっておられた焼肉屋さんを手放し、
ライヴハウスをこの3月にオープンされたのだよ。
聞いて驚くな!御年76歳である!!
そろそろホテルを出てお店に向かおうと思ってたら、
窓の外からアンチェイン・マイ・ハートが聴こえてきた!!
見ると川岸に設営されたステージで生演奏が行われていて、
お客さんは川面に浮かんだ船のようなところで飲み食いしてはる。
京都の床みたい。
蚊もいなさそうだし、気持ちいいだろな、と思いつつ、
アーケードを歩いてお店に向かう。
まだ真新しいお店は籠屋町商店街の角地にあって、片側の壁はガラス張り。
壁なども白く、照明も明るく、たいへん健全な(笑)感じなので、
通りかかったときに生演奏やってたら、いっぺんちょっと入ってみよう と思う人もいそうだ。
中に入ると、お~~っ、八割がた席が埋まっているではありませんか!
太田さんがたくさんの方たちにお声がけしてくださったのだ。
ありがたい限りでありますm(_ _)m
空いてるところもご予約らしいのでカウンター内に入ると、
ん?あれ?カウンターの一番奥に、知ってる人によく似た顔の男の人、
いるんだけど?
いや、でも、あの人は神戸在住だったはず、気の迷い?
と迷っていたら向こうから声かけてくれた。
「あの、覚えていてくれはりますか?」
「え、やっぱり!」(あ~あかん、な、名前が出て来んっ!)
「TKSMです。お久しぶりですぅ。」
自分で名乗ってくれるなんて、なんてええ奴や(笑)
TKSMくんは神戸在住のピアノ弾き。
なぜだか宇田川の演奏を気に入って、
梅田のOAKS69なんかに良く聴きに来てくれてた。
休憩時間にいっぱい質問受けたし、
一、二度、頼まれてクリニックしたこともあったな。
でも、あれから何年になるよ?
公家風男前なとこは全然変わっとらんが、
×1になって、年も30半ばだという。
年月の成す技は計りしれんものがありますなぁ・・・
いま、徳島に住んでるのかと思ったら、
なんと神戸から来たというじゃあ~りませんか
久しぶりに三宮のGreat blueのスケジュール見ようとHP開けたら、
6月16日、宇田川、えっ、宇田川って~っ!
ついでにリンクページで宇田川HPを発見し、
見に来て、徳島ライヴを知り、
取るものも取り合えず来ました、ということだった。
なんてこと!!
有り難すぎて信じられないくらい。
とこうしているうちに、客席もほぼ満席。
演奏時間になりピアノに向かう。
結構お客様の平均年齢が高くそうなので、
久々にI Wanna Be Loved By Youなんぞやってみる。
マリリン・モンローの ♪ププッピドゥ、てやつね(笑)
ビギンのリズムで、ブンガワン・ソロと死ぬほど愛してのメドレーとかも。
早いストライド奏法でAfter You've Goneをやったら、手拍子をいただいたので、
引き続き調子に乗って、ちょっとブギな感じでRoute 66。
今度は掛け声がかかりましたよ(笑)
やっぱり、踊る阿呆の阿波の国はノリが違いますなぁ。
すばらしいっ!!
それに、ほんとに音楽好きな人たちが来てくださってるんだなぁ、と感じた。
1set目が終わった後に帰らなきゃいけない人たちがいらっしゃって、
ぜひ、もう一曲、ブルージーなやつを、と、なんとアンコールをいただいた(笑)
初めての体験!
皆さんがばらばらっとお帰りになり、2セット目のお客さんは・・・
と少し心配になったのだが、ちゃんとご予約の方たちが来て下さった。ほっ
2セット目は平均年齢がぐっと若かったので、若向きな曲をいろいろとお届けし、
最近恒例になってる It's Not Too Late から What A Wonderful Worldで〆。
おなか減ったやろ、なんか食べるか?とママさんが聞いてくださって、
TKSMくんとともに、JUN丼をお願いする。
ご飯の上にキムチが乗っかってて、
その上に細切のロース肉のジューシーな焼肉がドバっと乗ってるのだ~っ!!
30年間お二人で経営しておられた焼肉屋さん「カルネ屋」は
むちゃくちゃ美味しい、と淡路島に行く度に聞いていたけど、
食べに行くチャンスがなかった。
今回も、Jazz Club JUNに行ったらあの丼は食べないと!
と言われてたのが、めでたく念願がかなって実食。
ほんとに美味しい・・・
お肉がとろけるようでした
そうそう、これも言っておかなくちゃ。
お味噌汁の味が、良くわからないんだけど、なんか普通じゃない。
なんなんだろう、と不思議に思いながら食べ進んでいって謎が判明した。
すだちの皮のへいだのが入っていたんです~~っ!
すだちの絞り汁、じゃないんですね~。
よく、お吸い物の吸い口に、柚子の皮のへいだのが入ってるじゃないですか?
あんな感じ。
だけどお味噌汁に入れようという発想は持ったことがなかった。
それにおのずと、柚子とはまたさわやか感やさっぱり感が微妙に違うみたい。
皆様も、ぜひ一度お試しあれ。
ちなみに具は、お豆腐と、名産の鳴門わかめでした
ええ調子過ぎるのと紙一重(笑)くらいになったお客さんとTKSMくんと、
マスターの昔話・・・強力過ぎて記載不能のものも含む(爆)
を聞いている内に、あっという間に0時をまわった。
そろそろホテルに帰るかな、と思っていたら、男性が3人いらっしゃって。
そうこうしているうちに、近くのお店のシンガーの方もみえたし、
なんだか話の流れでセッションしましょうということになり、
Fly me to the moonなど歌っていただく。
きれいな歌声でとてもスムースで色っぽい歌。
おまけに美人。(ゴメンネ、写真なくてw)
こういう歌を聴きながら飲めるお客さんは幸せだ。
お客さんたちの反応といい、
川面のアンチェイン・マイ・ハートといい
このシンガーの方といい、
徳島はすばらしくJazz度の高い町だと思う。
それは、太田さんたちがずっと頑張って来られたからだと、
つくづく思った。
淡路島のJazz Bar楯のマスターもそう。
各地に心から音楽を、Jazzを愛するマスター、ママたちがいらっしゃって、
お客さんを、また地元プレイヤーを育ててらっしゃる。
旅に出て、それがどんなに有り難いことか良くわかるようになった。
みなさん、ほんとうにありがとうございますm(_ _)m!!
感謝の念を新たにした、徳島の夜、の巻、
これにて一巻のおわ~り~
二度目の徳島。
今回は、徳島ジャズストリートの産みの親、
進駐軍時代から今日まで、時代を超えて叩き続けるドラマー、
太田純一郎さんのお店だ。
昨年、ツアーを始める前、
もとJazz bar 楯のマスターに、四国でも演奏したいのだけど、と相談した。
徳島にはすごい人がいるから、と紹介していただいたのが太田さんだ。
昨年初めてちゃんとお目にかかってお話させていただいたが、
いや~~~っ、何と するする なおっちゃん(失礼!)!!
バンドマンのギャラが、同年齢の堅気の勤め人の何倍もあった頃、
クリスマスのチップがそのギャラよりも高かった頃そのままに
今日まで生きてきはったんやなぁ~~、と感激せずにはいられなかった。
音楽に対する情熱に満ち、プライド高く、負けん気が強く、筋を通し、
でも、ちょっとルーズ(爆)な、愛すべきお子チャマたち。
(やんちゃが過ぎる人も多かったのだがw)
その時代の方が健在で、現役でいらっしゃることだけでも有り難いことなのに、
太田さんは、それまでやっておられた焼肉屋さんを手放し、
ライヴハウスをこの3月にオープンされたのだよ。
聞いて驚くな!御年76歳である!!
そろそろホテルを出てお店に向かおうと思ってたら、
窓の外からアンチェイン・マイ・ハートが聴こえてきた!!
見ると川岸に設営されたステージで生演奏が行われていて、
お客さんは川面に浮かんだ船のようなところで飲み食いしてはる。
京都の床みたい。
蚊もいなさそうだし、気持ちいいだろな、と思いつつ、
アーケードを歩いてお店に向かう。
まだ真新しいお店は籠屋町商店街の角地にあって、片側の壁はガラス張り。
壁なども白く、照明も明るく、たいへん健全な(笑)感じなので、
通りかかったときに生演奏やってたら、いっぺんちょっと入ってみよう と思う人もいそうだ。
中に入ると、お~~っ、八割がた席が埋まっているではありませんか!
太田さんがたくさんの方たちにお声がけしてくださったのだ。
ありがたい限りでありますm(_ _)m
空いてるところもご予約らしいのでカウンター内に入ると、
ん?あれ?カウンターの一番奥に、知ってる人によく似た顔の男の人、
いるんだけど?
いや、でも、あの人は神戸在住だったはず、気の迷い?
と迷っていたら向こうから声かけてくれた。
「あの、覚えていてくれはりますか?」
「え、やっぱり!」(あ~あかん、な、名前が出て来んっ!)
「TKSMです。お久しぶりですぅ。」
自分で名乗ってくれるなんて、なんてええ奴や(笑)
TKSMくんは神戸在住のピアノ弾き。
なぜだか宇田川の演奏を気に入って、
梅田のOAKS69なんかに良く聴きに来てくれてた。
休憩時間にいっぱい質問受けたし、
一、二度、頼まれてクリニックしたこともあったな。
でも、あれから何年になるよ?
公家風男前なとこは全然変わっとらんが、
×1になって、年も30半ばだという。
年月の成す技は計りしれんものがありますなぁ・・・
いま、徳島に住んでるのかと思ったら、
なんと神戸から来たというじゃあ~りませんか
久しぶりに三宮のGreat blueのスケジュール見ようとHP開けたら、
6月16日、宇田川、えっ、宇田川って~っ!
ついでにリンクページで宇田川HPを発見し、
見に来て、徳島ライヴを知り、
取るものも取り合えず来ました、ということだった。
なんてこと!!
有り難すぎて信じられないくらい。
とこうしているうちに、客席もほぼ満席。
演奏時間になりピアノに向かう。
結構お客様の平均年齢が高くそうなので、
久々にI Wanna Be Loved By Youなんぞやってみる。
マリリン・モンローの ♪ププッピドゥ、てやつね(笑)
ビギンのリズムで、ブンガワン・ソロと死ぬほど愛してのメドレーとかも。
早いストライド奏法でAfter You've Goneをやったら、手拍子をいただいたので、
引き続き調子に乗って、ちょっとブギな感じでRoute 66。
今度は掛け声がかかりましたよ(笑)
やっぱり、踊る阿呆の阿波の国はノリが違いますなぁ。
すばらしいっ!!
それに、ほんとに音楽好きな人たちが来てくださってるんだなぁ、と感じた。
1set目が終わった後に帰らなきゃいけない人たちがいらっしゃって、
ぜひ、もう一曲、ブルージーなやつを、と、なんとアンコールをいただいた(笑)
初めての体験!
皆さんがばらばらっとお帰りになり、2セット目のお客さんは・・・
と少し心配になったのだが、ちゃんとご予約の方たちが来て下さった。ほっ
2セット目は平均年齢がぐっと若かったので、若向きな曲をいろいろとお届けし、
最近恒例になってる It's Not Too Late から What A Wonderful Worldで〆。
おなか減ったやろ、なんか食べるか?とママさんが聞いてくださって、
TKSMくんとともに、JUN丼をお願いする。
ご飯の上にキムチが乗っかってて、
その上に細切のロース肉のジューシーな焼肉がドバっと乗ってるのだ~っ!!
30年間お二人で経営しておられた焼肉屋さん「カルネ屋」は
むちゃくちゃ美味しい、と淡路島に行く度に聞いていたけど、
食べに行くチャンスがなかった。
今回も、Jazz Club JUNに行ったらあの丼は食べないと!
と言われてたのが、めでたく念願がかなって実食。
ほんとに美味しい・・・
お肉がとろけるようでした
そうそう、これも言っておかなくちゃ。
お味噌汁の味が、良くわからないんだけど、なんか普通じゃない。
なんなんだろう、と不思議に思いながら食べ進んでいって謎が判明した。
すだちの皮のへいだのが入っていたんです~~っ!
すだちの絞り汁、じゃないんですね~。
よく、お吸い物の吸い口に、柚子の皮のへいだのが入ってるじゃないですか?
あんな感じ。
だけどお味噌汁に入れようという発想は持ったことがなかった。
それにおのずと、柚子とはまたさわやか感やさっぱり感が微妙に違うみたい。
皆様も、ぜひ一度お試しあれ。
ちなみに具は、お豆腐と、名産の鳴門わかめでした
ええ調子過ぎるのと紙一重(笑)くらいになったお客さんとTKSMくんと、
マスターの昔話・・・強力過ぎて記載不能のものも含む(爆)
を聞いている内に、あっという間に0時をまわった。
そろそろホテルに帰るかな、と思っていたら、男性が3人いらっしゃって。
そうこうしているうちに、近くのお店のシンガーの方もみえたし、
なんだか話の流れでセッションしましょうということになり、
Fly me to the moonなど歌っていただく。
きれいな歌声でとてもスムースで色っぽい歌。
おまけに美人。(ゴメンネ、写真なくてw)
こういう歌を聴きながら飲めるお客さんは幸せだ。
お客さんたちの反応といい、
川面のアンチェイン・マイ・ハートといい
このシンガーの方といい、
徳島はすばらしくJazz度の高い町だと思う。
それは、太田さんたちがずっと頑張って来られたからだと、
つくづく思った。
淡路島のJazz Bar楯のマスターもそう。
各地に心から音楽を、Jazzを愛するマスター、ママたちがいらっしゃって、
お客さんを、また地元プレイヤーを育ててらっしゃる。
旅に出て、それがどんなに有り難いことか良くわかるようになった。
みなさん、ほんとうにありがとうございますm(_ _)m!!
感謝の念を新たにした、徳島の夜、の巻、
これにて一巻のおわ~り~
by TaeUdagawa
| 2009-06-02 00:33
| 楽旅報告